校正の散歩道

私にとっての校正の教科書です。
校正の散歩道、タイトルもすてき。
校正ははっきりとした形にならない仕事かもしれません。
また、人が作業をしなければ成り立たない仕事でもあります。
ミスがなくて当然、ミスがあるとすべて台無しになってしまいます。
日々落ち込むことの方が多いですが、文字にここまで向き合える仕事はなかなかないです。
よく校正って大変だよね?と聞かれますが、はい!とっても細かくて大変です!
けれど、細かい、孤独、地味‥だけではない仕事なんですよね。
時には、反対にとても広い目を持たないといけませんし、チームでつくりあげていく楽しさもあります。
そんな厳しく楽しい校正の仕事のおもしろさ、私にとっては好きな仕事につくことができている感謝や原点‥みたいなもの、スタート地点に立ち返ることのできる本です。
1979年発行のなかなかアンティークな書籍ですが、
校正者の方、校正を目指す方にぜひ読んでいただきたいです。